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「転倒予防」
前回のブログでは、高齢者の「転倒」についてお話しましたが
今回は、一般的にどうしたら転倒を「予防」出来るか?についてです。
転倒しやすい人とそうでない人の大きな違いは、身体バランスと筋力にあります。
特に、体幹をささへ維持する重要な深層筋(インナーマッスル)と
二足歩行に欠かせない下肢の筋力が、カギを握っています。
日常生活で、つまずいて「転ぶ」「転びそうになる」は誰もが経験しますが
「転ぶ」と「転びそうになる」とでは大袈裟ですが、天地の差があります。
転びそうになった場合だと殆んど大きなケガには至りません。
段差などでつまずき身体バランスを失い「あっ!」と思った瞬間、体制を立て直すには
体幹の強さと瞬時に踏ん張れる瞬発力と下肢の筋力が必要です。
日常生活の中にウオーキングや筋トレを取り入れ「転び」難い身体ずくりが必要になります。
が、実はそれだけでは、身体バランスが整いません。
勿論、身体を支えるのに重要なのは骨格筋(筋肉)ですが、身体の中心となる脊柱と骨盤が
曲がっていたり歪んでいると、インナーマッスルが優れていてもバランスが取れません。
現に、ほとんど毎日の様にヨガや筋トレ・ジョギング等をしている人でもギックリ腰になったり
何もないところで、つまずいて転んだりして来院される患者さんが多数おります。
先ずは脊椎・骨盤のを中心とした骨格バランスを整えつつインナーマッスルを中心にトレーニング
するのが最善じゃないかと考えます。
そこで脊椎・骨盤の矯正が必要となりますが、近年「整体」と称し「矯正」を行っている施術者?
がおりますが、医学的なエビデンスの上で施術しているなら問題ありませんが
最低限の国家資格も取得せずに「整体」「矯正」はあまりにも危険行為だと言わずにいられません。
インスタ等で見ていてヒヤヒヤする様な「矯正」の動画をアップしている方もいます。
当院でも脊椎・骨盤の「矯正」は行っていますが、誰でも、どんな症状でも「矯正」するわけではありません。
問診、触診、徒手検査等の診断を必ず行い「矯正」が必要か診断した上で、安全な「矯正」を施術治療します。
ちょっと話が横道にそれましたが、要するに「つまづきやすい」「転びやすい」人は、身体バランスが悪く
特に脊椎・骨盤のズレ歪みが必ずあります。
左右片足立ちでのバランス維持や肩やウエスト位置の高さでも歪みは確認できます。
心当たりがある様でしたら「矯正」が必要かもしれません。
当院では、脊椎・骨盤の矯正は一部自費診療になりますが、「矯正」だけ希望の患者さんも受け入れています。
「転びやすい人」来院お待ちしてます。 narita