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「ヒートショック」
ここ数日は、暖かい日が続きましたが、また今晩から寒気が流れ込み雪の予報が出ていますが
春の気配も感じられるので、水分を含んだ重い雪になりそうですね。
今回は、入浴時の事故が多くなる原因の一つである「ヒートショック」を取り上げます。
元気な方が入浴中に、突然心筋梗塞や脳梗塞を起こしたという話を聞いたことがありませか?
冬場は、浴槽の中で溺れる事故が多くなります。
最近では、往年のアイドルで女優の中山美穂さんがこの「ヒートショック」で亡くなりました。
まだ50代でも起きてしまう「ヒートショック」
60代に突入した私も他人ごとでは無いと思いました。
ヒートショックの定義
冬は、日常生活で大きな気温差にさらされることが多い季節です。
体は寒さを感じると体内から熱を逃さないように血管が縮んで血圧が上昇し
逆に温まると血管が広がって血圧が低下します。
このように気温差によって血圧が急激に変動することで
血管や心臓などが大きなダメージを受けることを、「ヒートショック」と呼びます。
これにより、目まいや立ちくらみが起こったり、中には失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こしたり
することもあり、突然命を落とす危険性もあります。
多発する場所は浴室
「ヒートショック」が起こりやすい場所は、トイレや、特に「浴室」です。
暖房の効いた部屋から冷えた脱衣所へ行き裸になることで、寒さにより血管が収縮し血圧が上昇。
そして寒い浴室に入ると、さらに血圧が上昇します。
その後、一気にお湯をかぶったり湯船に漬かったりすると、血管が急激に広がり血圧が低下します。
お風呂からあがる時は逆に、温まって広がっている血管が冷えた脱衣所で
一気に縮み血圧が上昇します。
このように急激な温度の変化に伴う血圧の変動が起こるため
冬の浴室でヒートショックが起こりやすいといわれています。

急激な血圧の変動に伴い脳内の血流量が減り意識を失ったり
長時間熱いお風呂に入ることによる体温上昇で意識障害を起こして
溺水事故につながると考えられています。
また、浴室の環境は急性心筋梗塞や脳卒中などの病気による心停止にも注意が必要です。
浴室以外に、トイレもヒートショックを起こしやすい場所として知られています。
「浴槽内での及び浴槽への転落による溺死及び溺水」が死因の年次別死亡数

厚生労働省の発表によると、浴槽内での不慮の溺死・溺水の死亡者数は増加傾向にあり
2023年は6,909人でした。
これは、交通事故死亡者数3,573人のおよそ2倍です。
この数字からも、浴室での「ヒートショック」には気を付けなければいけないことがわかります。
「ヒートショック」のリスクが高い人
・65歳以上の高齢者
・心臓病の方不整脈がある方
・糖尿病、肥満、脂質異常症
・高血圧
・熱い風呂や長風呂が好きな方
・飲食後にお風呂に入る方
予防
「ヒートショック」を予防するには、血圧の急激な変化を起こさないようにすることが大切です。
入浴前に脱衣所や浴室を温めておく、食後や飲酒などの一時的に血圧が下がるタイミングや
医薬品服用後の入浴を避けることに心掛けましょう。
また、高血圧や動脈硬化は、悪しき生活習慣の積み重ねで引き起こされこともある為
生活習慣の見直しや改善をすることがヒートショックの予防につながります。
血圧の変動で起こるので、若い人でも油断はできません。
年齢に関係なく誰でも注意が必要です。
以上、厚労省のデーターをもとに案内しました。
narita