スタッフブログ
鎮痛薬
2019.07.19
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
来週から梅雨明けと言う予報を何度聞かされたことでしょうか?
しかも、台風も接近しているとのこと、夏は来るのでしょうか?
来院される患者さんの中にもいらっしゃいますが、常時バックの中に鎮痛剤を携帯していて
ちょっとした頭痛など、何か痛みがあると簡単に服用している方が多い様に感じます。
最近、ネット上で一般では公表されてない鎮痛剤の副作用も報告されました。
使用方法によってはとても助かりますが
薬なので、使用限度を超えたり、様態によっては良薬も毒薬に化します。
知人で、常備ロキソニンを携帯していて、どこか痛みがあると簡単に飲用していました。
ある日、いつもの様に歯肉が痛みロキソニンを服用したのですが、何時間経っても痛みが治まらず
時間の経過をみてまた飲用したところ歯肉痛だけではなく顔全体に痛や腫れが広がり
後日、歯科を受診したところ口腔内の切開も覚悟する様にと歯科医から言われたそうですが
現在は抗生剤投与で少しずつ回復しているそうです。
当院にもギックリ腰等で鎮痛剤を使用し痛みを散らして数日間放置してから
来院される方もいらっしゃいますが、かなり症状が悪化している方がほとんどです。
やはり治癒経過も遅く予後も悪くなります。
今まで処方箋無しでは手に入らなかった鎮痛剤が今は薬局で簡単に手に入りますが
痛みはどこか悪いから出るのであって、言わば注意信号です。
その注意信号を無視したら大事故に繋がります。
鎮痛剤で痛みを散らすだけでなく医療機関を受診して根本的な解決(治療)をおすすめします。
narita