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スタッフブログ

「脳卒中」

2024.02.09

前回のブログで、2月にドカ雪と言いましたが、当たってしまいました。

当院の駐車場も20センチ位の積雪がありました。

まだまだ寒さは続いていますが、この時期に多発する「脳血管疾患」「心疾患」

特に「脳卒中」についての話をしたいと思います。

脳血管疾患の中でも脳卒中は、脳の血管が詰まる「脳梗塞」と、脳の血管が破れる

「脳出血」「くも膜下出血」の3つに分類されいずれも「高血圧」が最大の原因です。

高血圧による動脈硬化の進行で脳の血管が詰まり、その先の脳細胞に血流が行き渡らず

酸素や養分を送ることができなくなって障害が起きるのが「脳梗塞」です。

また、高血圧の程度が強い場合、脳の血管が破れて「脳出血」になったり

脳の血管の一部分に動脈瘤ができて破裂する「くも膜下出血」を引き起こします。

「脳卒中」の危険因子は

脳梗塞の場合、高血圧・不整脈(心房細動)・糖尿病・喫煙・肥満

脳出血の場合、高血圧・喫煙・飲酒・コレステロール以上低値

「脳卒中」の初期症状は、腕、顔、言葉に現れ

・片方の手足が動かない、痺れる

・顔半分が動かない、痺れる

・ろれつが回らない、うまく言葉が発することが出来ない

以上の症状が重なった場合は救急車を直ちに呼び検査を受けてください。

 

私の父親の話ですが、初めて父が脳梗塞になった朝

たまたま実家に帰省していた私がトイレで鉢合わせた時に左半身に力が入らない

と、ろれつが回らない口調で話しかけられ即座に救急車を呼んだ事があります。

その頃は、MRIはまだ普及されていない時代で、CTによる画像診断で

脳梗塞と診断され早期に処置が功を奏し後遺症も残らず日常生活に復帰しました。

担当医に判断処置が早かったと褒められたそうです。

その後、持病の糖尿病が原因で2度も脳梗塞を発症しましたが奇跡的に脳梗塞による障害は

なかったのですが、糖尿病が進み帰らぬ人となりました。

 

この「脳卒中」の予防対策ですが、実は脳卒中(脳血管疾患)は要介護・要支援となった

主な原因の構成割合として2番目に多い疾患だそうです。

私の父は三度脳梗塞になったにもかかわらず後遺症がいっさいありませんでしたが稀です。

後遺症が残ると死に至ることもあります。

発症前に「脳の状態」「脳動脈と頸動脈の状態」を調べることで発症を予見し、未然に予防できます。

くも膜下出血は脳動脈瘤の破裂によって起きるので、脳動脈瘤があるかどうかや

脳梗塞はその原因となる脳動脈や頸動脈の狭窄(血管が狭くなること)の有無や

その程度が重要となります。

また、近年MRなどの画像診断技術の向上などにより「無症状性脳梗塞」が見つかるようになってきました。

 「隠れ脳梗塞」ともいわれ、知らぬ間に進行する可能性があることから、重症化する前に早期に発見することが大切です。

以上、(一般社団法人日本脳卒中学会)の資料より抜粋しました。

narita