腰痛治療の考え方|栃木県那須塩原市 、大田原市にある下永田はりきゅう整骨院は、順番制にて整骨、鍼灸、カイロプラクティック、整体の施術が可能です。

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スタッフブログ

腰痛治療の考え方

2022.12.17

12月初めてのブログ更新になってしまいました。

寒さも増して、もうすぐクリスマスですが

我が家は、これと言ってイベント的な事は無く

ケーキとチキンが夕飯になる位で、あまり日常と変わりません。

子供達が小さい時にはプレゼントを用意したり

クリスマスツリーを一緒に飾ったりもした頃が

今では懐かしくも感じます。

 

本題になりますが

寒さが増すと身体の動作も鈍くなり、いきなり腰に負荷をかけると

「ギックリ腰」になり易くなります。

いつも患者さんにはその都度説明していることなんですが

ギックリ腰に限らず、急性的に痛めた場合いわゆるケガ的なものに関しては

受傷後、痛めた患部を出来るだけ早く冷やします。

打撲や捻挫、急に使いすぎて腫れた部位は勿論

腰も例外ではありません。

例えば、足元に落ちた物を拾う時に中腰になった瞬間に「ギックリ腰」になり

動けなくなった時などもケガと同じ考え方ですから

直ぐに氷嚢や保冷剤などで患部を感覚がなくなるまで冷やすのが基本

年配の方に多いのですが

「腰は冷やしちゃ駄目だ!」

「風呂で良く温めろ!」

などと言われて入浴し炎症が広がり酷い状態になって来院される患者さんもいます。

私も治療師になる前は、同じ様に「腰は温める」と考えていました。

施術・治療に携わり、現場で経験を重ねて行くうちに間違った処置法なんだと学びました。

書籍では(冷罨法)と言う言葉で説明されていましたが、ピンときませんでした。

体幹部の治療法に「交互浴」や「温・冷交換法」もありますが

基本的には、受傷後48時間は冷やします。

その後、経過を診てから(温罨法)温めます。

 

先日、初診でギックリ腰で来院された女性の話です。

かなり重症で歩くのも人の手を借りないと無理な位で

座っているのも、横になるのも腰に激痛が走り夜も眠れずに来院されました。

受傷直後の来院かと思いましたが、受傷後3日経ってからの初診でした。

実は、当院へ来る前、受傷後すぐに整形外科へ受診していました。

整形外科へ受診した当時は、歩けないほどの酷い痛みは無かったそうですが

受傷後の夜から痛みが増して現在に至るとの事でした。

悪化をたどった原因ですが、整形外科の先生に風呂に入って良く温めてと指導され

当院へ来る迄、毎晩風呂に入り続けていたそうです。

整形外科の先生でも間違った指導をするのに驚きました。

鎮痛薬や湿布薬は処方されていたそうですが、こうなったら何しても痛みは取れません。

自力で動けるまで、ガンガン冷やして安静を保つのみです。

ギックリ腰は、必ず風呂は禁止、湿布薬ではなく、アイシングです。

暮れにギックリ腰をすると寝正月になってしまいますよ!

tsuyoshi