スタッフブログ
飲酒とがん
腰の痛み2023.12.19
早いもので、12月(師走)になってしまいました。
年末年始になると、忘年会・新年会等でお酒を飲む機会が増えて来ますが
今回酒飲みには少し耳の痛い話です。
唐突ですが、毎日晩酌していますか?
東京大学の研究グループが発表したデータだと毎日飲酒を欠かさずされている方
飲酒されない方と比べがんのリスクが5%以上アップするそうです。
元々、日本人はアルコールに適した身体では無いようです。
日本人の約40%はアルコールの分解速度が遅く、少量の飲酒でも顔が赤くなったり
二日酔いになったりする“お酒に弱い”体質で、分解酵素の働きが弱い人は
アセトアルデヒドががんの原因になるとされています。
がんの部位別でみると、最も上昇率が高いのは食道で45%、続いて喉頭が22%であり
飲酒ががんの発症に影響を与えていることは明らかです。
日本人に多いがんの部位での罹患リスクの上昇は、大腸・乳房が8%、胃が6%
こんなデータを見せられると、昔から「酒は百薬の長」何て言われていますが
そうでもなさそうです。
12月に入って、忘年会続きで暴飲暴食や睡眠不足が続き、背中や腰に張り感や痛みを
訴えて来院される患者さんが少なくありません。
これは、胃腸、肝臓の異常が背中や腰に反応として出たもので
内臓から脊髄を介して腰背部の腫れやコリ、圧痛、皮膚色にも反応が出る
「内臓体制反射」によるもので、この反射の反応を診て我々は施術部位を判別し
逆に「体制内蔵反射」を利用して施術治療を施していきます。
早期であれば、手技療法や鍼灸治療で胃腸や肝機能異常の改善が可能です。
いずれの疾病も早期に発見、治療がリスクの低さと比例します。
当院ではがんの治療は出来ませんが、「未病」のお手伝いはできます。
心当たりのある方は来院お待ちしています。 narita